u-bloxのGPSモジュールNEO-6Pを手に入れたので、これまで使っていたLEA-6Tと測位精度を比較してみました。
NEO-6PにはPrecise Point Positioning (PPP)という機能がついていて、位置出力のばらつきが小さくなると謳われています。
以前に作製したGPSスプリッタで受信した信号を2台のモジュールに分岐し、5Hzで12時間分のデータを取得、平均座標を中心にばらつきをプロットしたものが下の図です。
PPPの効果は確かにあるようで、NEO-6Pでは測位解が中心付近に集まっています。
中心からの距離を横軸にして、累積比率をプロットしたものが下の図です。
この図から平均誤差半径(CEP)はLEA-6Tで3.9m、NEO-6Pで3.8mとなりました。
これはNEO-6Pのデータシートにある、CEP=1mより大きな値です。
今回の測位では、
NEO-6PにはPrecise Point Positioning (PPP)という機能がついていて、位置出力のばらつきが小さくなると謳われています。
以前に作製したGPSスプリッタで受信した信号を2台のモジュールに分岐し、5Hzで12時間分のデータを取得、平均座標を中心にばらつきをプロットしたものが下の図です。
PPPの効果は確かにあるようで、NEO-6Pでは測位解が中心付近に集まっています。
中心からの距離を横軸にして、累積比率をプロットしたものが下の図です。
赤: LEA-6T, 青: NEO-6P |
これはNEO-6Pのデータシートにある、CEP=1mより大きな値です。
今回の測位では、
- さまざまなGPS衛星の配置に対する評価を行うために長時間のデータを取得した
- 空が完全には開けていない場所で測位を行った
ので、データシートでの測位条件を満たしていなかったことが原因として考えられます。
NEO-6PはLEA-6Tと同じ値段かつ小型で、LEA-6Tの特徴である高精度クロックは不要なので、今後はNEO-6Pをメインに使っていくつもりです。
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