仕様決定

2010/12/05

設計

人力飛行機の計測系には、大きく分けて以下の3つの構成要素があります。
  1. 測定部
  2. 記録部
  3. 表示部
このうち1と2は、「何を測るか」を決めてしまえば、ほとんど電装の担当者で仕様を決められる部分です。しかし、3の表示部はパイロットがどの計器を見たいか、どのような形で表示して欲しいか、がわからないと仕様を決めることはできません。また、機体に載せて実際に使ってみて、改良が必要になる場合もあります。

そこで、スカイスポーツシンポジウム後にパイロットの方と簡単なデモを見ながら相談して、計測系の表示部の大まかな仕様を決めました。

表示部は、
  1. 超小型のラジコンサーボを使ったアナログメータを並べたもの
  2. カラーグラフィック液晶を使ったもの
の2つを作り、より良いもの採用することにしました。

どちらも、表示項目は、
  1. 対気速度(バーグラフ)
  2. ペダル回転数(デジタル数字)
  3. 高度(メトロノーム周期・長さ)
  4. ピッチ角(表示色)
の4つです。 かっこ内は、カラーグラフィック液晶を使った場合の表示方法です。

今後は、PSoC3を使ったカラーグラフィック液晶制御のテストおよび地磁気センサの特性評価を行う予定です。

デモに使った基板。上部がデジタル数字のデモ、下部が姿勢指示器のデモ