センサ

LIS3LV02DLの使い方

製作した計器に搭載している加速度センサ LIS3LV02DL にはかなり癖があることがわかったので、調べたことをまとめておきます。 このセンサはCSピンの論理によってI2C/SPIモードの切り替えができるため、2つのモードについて分けて書きます。 1. I2Cモード I2...

GPS RF 設計

GPS用Wilkinson Couplerの設計とシミュレーション

2台の異なるGPS受信機の比較をしてみたくなったので、分配器について考えてみました。 市販されている分配器は、高価で海外から取り寄せる必要があるなど購入しにくかったり、小型の受信機に多いMCX/MMCXコネクタタイプが少なく使い勝手があまりよくなかったりします。 そこで、G...

PSoC5

PSoC5はじめました

やっとデバイスが手に入るようになったので PSoC5 を使いはじめました。 PSoC3をはがして貼りかえたPSoC5 新しいマイコンを使い始めるときには、開発キットを買う、基板を起こすなどするところですが、現在購入できるTQFP100のチップはPSoC3と完全なピン...

資料

計器の紹介その2

Make: Tokyo Meeting 07 に出展してきました。 出展用に作った計器の紹介のビラがあるので、アップロードしておきます。 会場に貼っていたもので、配布したビラの上位互換にあたるものです。 計器の紹介 のページにあるものは作ったものの紹介とい...

製作

工房Emerge+にアクリルパネルを発注してみた

Make: Tokyo Meeting 07 で計器の展示を行うことになったので、部品の保護と見栄えをよくするためにアクリルパネルを 工房Emerge+ に発注してみました。 Illustratorで入稿するのがデータに問題が起きにくい方法だとは思いますが、使い慣れていること...

運用

運用終了

電装系を提供している Team 'F' の今年の試験飛行が終了しました。 試験飛行は計4回行いましたが、毎回仕様を少しずつ変えながら行ったせいもあり、何度かトラブルに見舞われました。 特に気になったところを書き残しておきます。 ハードランディング時に液晶...

PSoC3

PSoC3で電源電圧検出

製作している電装系の基板には、電池電圧の監視機能を搭載する予定です。 しかし、アートワーク時に電池からPSoC3への結線を忘れていたので、何らかの工夫をしないと電池の電圧を測ることができません。 最も簡単な解決策はジャンパを飛ばして配線してしまうことですが、PSoC3/5に...

PSoC3 PSoC5

MiniProg3の修理

PSoC3/5用プログラマ MiniProg3 の調子がどうもおかしくなったので、原因を調べて修理を行いました。 具体的な症状は、PSoC3の書き込みを行おうとすると「ターゲットデバイスに電源が供給されていない」とのエラーメッセージが出て、書き込みが中断してしまう、というもの...

資料

計器の紹介

現在作製中の計器を紹介する資料を作ったのでアップロードします。 これは 交流飛行会2011 のために作った物です。 会場でも配布しましたが数が途中から無くなってしまったので、その補完も兼ねています。 軽量PDF版(187KB)

GPS RF 製作

GPSチップアンテナの実験III

さらに 前回 の続きです。 今回はチップアンテナをGPSモジュールにつなぎ、きちんと受信できるかどうかを確かめてみました。 また、これまで使っていた 市販のパッチアンテナ との比較も行いました。 実験は下の写真のようにベランダにアンテナを設置して行いました。 南北に建...

GPS RF 製作

GPSチップアンテナの実験II

前回の記事 の続きです。 前回は基板を作るところまででしたが、今回はアンテナを乗せて測定した結果について書きます。 測定結果を示す前に、 データシート(PDF) について少し補足があります。 このチップアンテナのデータシートでは、チップの端子のうちひとつはF...

GPS RF 製作 設計

GPSチップアンテナの実験I

現在作製している電装系の基板には、GPSモジュールは搭載されていますが、GPSアンテナは外付けになっています。 人力飛行機に載せる場合、基板の周りが完全にシールドされて電波が入らないということは考えにくいので、GPSアンテナは基板に載せてしまうことも可能です。 そこで、 S...

製作

キャリブレーション用治具の製作

加速度・ジャイロ・地磁気センサの校正に使う直交治具を作りました。 キャリブレーション用治具 ジュラルミンの板を3枚貼り合わせています。 直交しないと治具の意味がないので、端面はすべてフライスで仕上げました。 本当ならば、アルミのブロックから削り出しで作ればよかったの...

製作

SDカードのテスト

前回の記事 で、ロガーのサンプルレートがSDカードの書き込み速度に影響を受けていて、SDカードによって個体差が見られると書きました。 サンプルレートに影響を与えると考えられるパラメータは、SDカードの書き込みスピード、特に小さなファイルの書き込み能力であると考えられます。 ...

PSoC3

PSoC3でI2C通信

作製している電装系の基板には、 加速度センサ LIS3LV02DL ジャイロセンサ IMU3000 地磁気センサ AMI304 を搭載しています。 これらのセンサのログは100spsで取得するように設定していたのですが、実際に動かしてみると65sps程度しか出ませんで...

PSoC3

MVA-TFTモジュールでフォント表示

またまた前回の更新から時間が空いてしまいました。 以前の記事 に書きましたが、表示部として使用する MVA-TFTモジュール をPSoC3で実用的なスピードで制御するにはちょっとした工夫が必要でした。 以前の記事 では、背景色は黒固定で、その上に任意の色でフォントを描画する...

製作

組み立て完了

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいましたが、少しずつ作業は進んでいます。 発注した基板 が SeeedStudio から3月19日に届いたので、組み立てを行いました。 組み立てた基板 加速度センサ・LiPo電池などがまだ届いていないため、一部を除きハードウエア...

センサ

対気速度計の校正1.5

2回に分けて書くつもりでしたが、第1回の記事を書いた後にコメントをいただいたりしていろいろ気になることができ、簡単な追加実験も行ったので、第1.5回を追加します。 静特性の測定の追加実験 第1回の記事 に静特性の測定結果について書きましたが、測定中のばらつきはかなり大きいも...

設計

基板設計完了

基板の設計が完了し、 Fusion PCB にガーバーファイルを送りました。 表側にディスプレイが載る都合があるので、表面実装部品のみを使って設計しました。 Top Bottom 簡単に仕様をまとめると、以下のようになります。 ディスプレイ:3.5インチMV...

センサ

対気速度計の校正1

対気速度計の校正を行うために 1.5m低速風洞 をお借りして実験を行いました。 気速計はCopalのロータリーエンコーダ RE12D-100-201-1 とIndoor airplane worldで販売されている プロペラ を組み合わせて作りました。 F-tecで活動して...

センサ

地磁気センサの静置試験

以前 変換基板を作製した 地磁気センサ AMI304 の静置試験を、 I2C-USBブリッジを使って 行いました。 地磁気センサは機体の姿勢角の取得に利用する予定ですが、出力に温度等の原因によるドリフトがあると正確な値を得ることは難しくなります。 そこで、地磁気センサの出力...

PSoC3

MiniProg3をUSB-I2Cブリッジとして使う

PSoC1/3/5用のプログラマMiniProg3はUSB-I2Cブリッジの機能も持っています。 この機能を使えば、I2C接続のEEPROMの読み書きやI2C接続のセンサのテストなどをPC上から行えるため、使い方を覚えておくと何かと便利です。 使い方は簡単で、PSoC Pr...

PSoC3 製作

MVA-TFT液晶モジュールのテスト

題名の通り、 aitendo で購入した液晶モジュール S95517-A035 のテストを行いました。 下の写真にある通り、テストには PSoC3テストボード を使用しています。 テストの様子。右下に見えるのがコントロールを担うPSoC3 この液晶モジュールを動かす...

PSoC3

PSoC3の書き込み(解決編)

昨年末に記事にした PSoC3の書き込みの問題 ですが、Cypress社と連絡を取って解決することができました。 Cypress社への連絡 Cypress社に技術的な質問をする場合には、CypressのwebページからMy Account->My Support ...

製作

LGAのリフローはんだ付け

地磁気センサ AMI304 のはんだ付けを行いました。 AMI304は側面に足が出ていないLGA12パッケージで提供されるため、はんだこてを使った手はんだは行えません。 そこで、はんだペーストとホットエアを使ったリフローはんだ付けをしてみました。 はんだペーストを使った...